
安全な保守作業
風力発電装置の保守作業に際しては、特にオフショアの場合、作業者と部材に大きな負担がかかります。洋上で天候が悪い場合には作業は過酷なものとなります。ロームへルド・グループでは、作業者の安全を確保する目的で、保守作業の間ローターを容易に且つ確実に固定しておくための油圧式および電動式のローター・ロックを、風力発電装置のメーカーや運用会社向けに開発しました。
また、洋上・陸上を問わず、風力発電装置の保守作業のためにはナセルへの入り口を容易に且つ確実に開閉できることが重要です。ハッチやフラップは過酷な天候の中でも風の力に耐えて位置を保つ必要があります。ロームヘルドのリニア駆動ユニットは高い信頼性と耐久性を持ち、この用途に適した製品です。

ローター・ロック、油圧式および電動式

- コンパクトでメンテナンス不要
- モジュール式の構成でユーザー仕様に対応容易
- FEMによる強度の検証とDEWIによる認証
- ドイツ船級協会(GL)の標準に準拠
- DIN ISO 12944の試験規格に基づく防錆処理

ハッチ開閉用リニア駆動ユニット

リニア駆動ユニット RA 600を使ってハッチやフラップをシステムからの信号により、またはボタン操作により開閉することができます。
- 電源が失われてもその位置を保つ
- 耐食性・耐振性のより高い仕様もあり
- 制御が必要な場合にも使用可能
- 保護クラス IP 66とIP 69 Kに対応
位置検知の動作
ローター・ロックの使用状況
風力発電産業