ラウバッハ発2012年10月2日:クランプのスペシャリスト、ロームへルド・グループは9月に行われたドイツ・フーズム市でのWind Energy展にローター・ロックとリニア・アクチュエータやクランプ関連製品を初出展し大きな反響を得ました。多くの方々から真剣なご質問やご相談を受け、ドイツのみならず世界各国からのビジターにご興味を持って頂けたことを実感しております。ロームヘルド・グループは加工・組立分野に使われるクランプや駆動に係わる製品をグローバルに販売しています。
幅広く使用できるローター・ロック
コンパクトな油圧式ローター・ロックは、ロームヘルドの油圧のノウハウをベースにした、モジュール式の設計ですので、既存の風力発電装置にも応用することが出来ます。
取扱いは簡単で、5,500 kNまでの横荷重に耐え、6 MWまたはそれ以上の大きさの風力発電装置のローターを確実にロックします。今回展示した油圧式ローター・ロックの他に、電動式の物も製作することが出来ます。ロームヘルド・グループの製品は世界中の数多くの製造会社で大型部品のクランプ等に使用されています。
多様な用途を持つリニア駆動ユニット
またロームヘルドのリニア駆動ユニットもビジターの注目を集めました。ナセルへの出入り口となるハッチの開閉や方位角の調整などに使用することが出来ます。ロームヘルドでは油圧式、電動式の双方で豊富な標準サイズを揃えています。
ロームヘルド・グループのヒルヘンバッハ工場では、洋上・陸上風力発電装置に使用するローター・ロックをユーザーの要求仕様に合わせて開発・製造すると共に、ローター・ブレードの加工に使用するクランプ・エレメントも開発しています。もちろんすべてmade in Germanyです。
6 MWまたはそれ以上の風力発電装置に使用可能
ローター・ロックは一定のコンセプトに基づいて標準モジュールとして設計されています。特殊仕様に関してもこの標準モジュールを使って素早く低コストで対応することが可能です。油圧または電動で動く複動式のピストンが5,500 kNまでの横荷重をしっかりと支えます。ピストンには位置検知用のスイッチが備えられています。また、位置検知スイッチの位置調整機構やピストンを更にメカニカルにロックする機構などのオプションも可能です。
このローター・ロックの使用温度範囲は-30から+70℃で、メインテナンス・フリーとなっています。ナセルの中の狭いスペースにも適応できるよう、極めてコンパクトな設計です。全てのローター・ロックはロームヘルド・グループによってドイツで製造され、世界各国に供給されます。
ローター・ロックには陸上用または洋上用の仕様があります。いずれの仕様もDIN EN ISO 12944の要求に対応した表面処理を行っています。特別な防錆処理により長い年月にわたる高い信頼性を得ています。ロームヘルド・グループでは、洋上風力発電の場合20年の稼働期間を想定していますが、これを超える要求についてもご相談に応じます。
ラウバッハ発2012年7月10日:加工・組立分野に使われるクランプや駆動に係わる製品をグローバルに販売しているロームヘルド・グループは今年フーズム市で開催されるWind Energyに、大物部品の加工・検査・保守に使用される製品を初めて出展することとなりました。
ロームヘルド・グループのローター・ロックは既に市場に導入されています。5,500 kNまでの横荷重に耐え、6 MWまたはそれ以上の規模の洋上・陸上の風力発電装置を確実にロックします。ナセル内部の狭いスペースに対応できるよう、コンパクトな設計になっています。
全てのローター・ロックはロームヘルド・グループによってドイツで製造され、世界各国に供給されます。特殊仕様に関しても標準のコンポーネントを使って素早く低コストで対応することが可能です。
その他のロームヘルド・グループの製品の中でも、クランプ・エレメントは大物部品の加工・検査などに、油圧ユニットはブレーキのテスト・ベンチに、リニア駆動ユニットはナセルのハッチ開閉に使用することができます。これらの製品はホール1のブース番号1C09で展示いたします。