クランプのスペシャリスト、ロームへルド・グループは9月に行われたドイツ・フーズム市でのWind Energy展に初出展し大きな反響を呼びました。
ヒルマ・ロームヘルド社は、Wind Energy展に最新のローター・ロックとリニア・アクチュエータやクランプ関連製品を出展し、36,000人の入場者にご覧いただきました。
この展示会には初参加でしたが、風力発電の保守・検査の際にその威力を発揮する特徴ある製品によって、約1,000社の出展社の中でも際立った存在となりました。
ロームヘルド・グループは加工・組立分野に使われるクランプや駆動に係わる製品をグローバルに販売しています。ドイツのラウバッハ市、ヒルへンバッハ市、オーストリアのゲツィス市の3か所に開発・製造の拠点を持ち、グループ各社が協力しつつ様々な産業分野で顧客の課題解決に取り組んでおります。販売・サービスの拠点は約50か国にあり、2011年には従業員450名で約100億円の売上高を達成しています。
パンフレットのダウンロード
風力発電向けコンポーネント(英語版)
Visit us at the:
Wind Energy
Hamburg / Germany
22.09.2020 to 25.09.2020
Hamburg Trade Fair
Hall B5, booth 243
https://www.windenergyhamburg.com/en
安全な保守作業
風力発電装置の保守作業に際しては、特にオフショアの場合、作業者と部材に大きな負担がかかります。洋上で天候が悪い場合には作業は過酷なものとなります。ロームへルド・グループでは、作業者の安全を確保する目的で、保守作業の間ローターを容易に且つ確実に固定しておくための油圧式および電動式のローター・ロックを、風力発電装置のメーカーや運用会社向けに開発しました。
また、洋上・陸上を問わず、風力発電装置の保守作業のためにはナセルへの入り口を容易に且つ確実に開閉できることが重要です。ハッチやフラップは過酷な天候の中でも風の力に耐えて位置を保つ必要があります。ロームヘルドのリニア駆動ユニットは高い信頼性と耐久性を持ち、この用途に適した製品です。
ローター・ロック、油圧式および電動式
- コンパクトでメンテナンス不要
- モジュール式の構成でユーザー仕様に対応容易
- FEMによる強度の検証とDEWIによる認証
- ドイツ船級協会(GL)の標準に準拠
- DIN ISO 12944の試験規格に基づく防錆処理
ハッチ開閉用リニア駆動ユニット
リニア駆動ユニット RA 600を使ってハッチやフラップをシステムからの信号により、またはボタン操作により開閉することができます。
- 電源が失われてもその位置を保つ
- 耐食性・耐振性のより高い仕様もあり
- 制御が必要な場合にも使用可能
- 保護クラス IP 66とIP 69 Kに対応
効率的にしっかりとクランプ
機械加工の現場では、様々なワークを高度の再現性を確保しつつ正確に加工することが大切です。精度を確保しつつコストの節減を図るためには、短い段取り時間で正確にワークをクランプする必要があります。ロームヘルド・グループはこのテーマに関するスペシャリストとして、世界をリードする豊富な商品群を用意しております。
ラウバッハ発2012年10月2日:クランプのスペシャリスト、ロームへルド・グループは9月に行われたドイツ・フーズム市でのWind Energy展にローター・ロックとリニア・アクチュエータやクランプ関連製品を初出展し大きな反響を得ました。多くの方々から真剣なご質問やご相談を受け、ドイツのみならず世界各国からのビジターにご興味を持って頂けたことを実感しております。ロームヘルド・グループは加工・組立分野に使われるクランプや駆動に係わる製品をグローバルに販売しています。
幅広く使用できるローター・ロック
コンパクトな油圧式ローター・ロックは、ロームヘルドの油圧のノウハウをベースにした、モジュール式の設計ですので、既存の風力発電装置にも応用することが出来ます。
取扱いは簡単で、5,500 kNまでの横荷重に耐え、6 MWまたはそれ以上の大きさの風力発電装置のローターを確実にロックします。今回展示した油圧式ローター・ロックの他に、電動式の物も製作することが出来ます。ロームヘルド・グループの製品は世界中の数多くの製造会社で大型部品のクランプ等に使用されています。
多様な用途を持つリニア駆動ユニット
またロームヘルドのリニア駆動ユニットもビジターの注目を集めました。ナセルへの出入り口となるハッチの開閉や方位角の調整などに使用することが出来ます。ロームヘルドでは油圧式、電動式の双方で豊富な標準サイズを揃えています。
ロームヘルド・グループのヒルヘンバッハ工場では、洋上・陸上風力発電装置に使用するローター・ロックをユーザーの要求仕様に合わせて開発・製造すると共に、ローター・ブレードの加工に使用するクランプ・エレメントも開発しています。もちろんすべてmade in Germanyです。
6 MWまたはそれ以上の風力発電装置に使用可能
ローター・ロックは一定のコンセプトに基づいて標準モジュールとして設計されています。特殊仕様に関してもこの標準モジュールを使って素早く低コストで対応することが可能です。油圧または電動で動く複動式のピストンが5,500 kNまでの横荷重をしっかりと支えます。ピストンには位置検知用のスイッチが備えられています。また、位置検知スイッチの位置調整機構やピストンを更にメカニカルにロックする機構などのオプションも可能です。
このローター・ロックの使用温度範囲は-30から+70℃で、メインテナンス・フリーとなっています。ナセルの中の狭いスペースにも適応できるよう、極めてコンパクトな設計です。全てのローター・ロックはロームヘルド・グループによってドイツで製造され、世界各国に供給されます。
ローター・ロックには陸上用または洋上用の仕様があります。いずれの仕様もDIN EN ISO 12944の要求に対応した表面処理を行っています。特別な防錆処理により長い年月にわたる高い信頼性を得ています。ロームヘルド・グループでは、洋上風力発電の場合20年の稼働期間を想定していますが、これを超える要求についてもご相談に応じます。
ラウバッハ発2012年7月10日:加工・組立分野に使われるクランプや駆動に係わる製品をグローバルに販売しているロームヘルド・グループは今年フーズム市で開催されるWind Energyに、大物部品の加工・検査・保守に使用される製品を初めて出展することとなりました。
ロームヘルド・グループのローター・ロックは既に市場に導入されています。5,500 kNまでの横荷重に耐え、6 MWまたはそれ以上の規模の洋上・陸上の風力発電装置を確実にロックします。ナセル内部の狭いスペースに対応できるよう、コンパクトな設計になっています。
全てのローター・ロックはロームヘルド・グループによってドイツで製造され、世界各国に供給されます。特殊仕様に関しても標準のコンポーネントを使って素早く低コストで対応することが可能です。
その他のロームヘルド・グループの製品の中でも、クランプ・エレメントは大物部品の加工・検査などに、油圧ユニットはブレーキのテスト・ベンチに、リニア駆動ユニットはナセルのハッチ開閉に使用することができます。これらの製品はホール1のブース番号1C09で展示いたします。
日本でのお問い合わせは:
ロームヘルド・ハルダー株式会社
天沼隆彦
103-0014
東京都中央区日本橋蛎殻町1-39-5
水天宮北辰ビル8F
電話:03 3669 9407
ファックス:03 3669 9406
eメール:amanuma@rohal.jp
URL:http://www.rohal.jp